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女性用バイアグラと呼ばれるラブグラとフリバンセリン

男性の勃起障害(ED)には即効性のある治療薬が存在する一方で、女性の性的欲求の低下や性交痛を改善する薬はなかなか開発されませんでした。
しかし現在では、ラブグラやフリバンセリンといった薬が女性用バイアグラとして流通しています。
この2種類の薬は、同じように女性用バイアグラと呼ばれていますが、効果や作用機序はまったく異なります。
それぞれの医薬品は、どのような仕組みで働くのでしょうか。
まずラブグラですが、その有効成分はシルデナフィル100mgで、男性用のED治療薬とまったく同一です。
ただ錠剤の外観がピンク色になっているのが、特徴といえば特徴と言えます。
文字通り女性用バイアグラと言ってよいでしょう。
シルデナフィルは陰茎海綿体から血液が流出するのを妨げ、血管を拡張させて勃起を維持する効果があります。
同じようにラブグラは、陰部周辺の血管を拡張させクリトリスの勃起を助ける効果があるとされています。
女性の性交障害や性交痛は、下腹部の血行が悪く潤滑液が不足したり、感度が低下したりしていることが原因のひとつです。
ラブグラを服用すれば血行が改善され、よく濡れて感度が高まることにより、スムーズな性交渉が期待できます。
ただし男性用のED治療薬には、性欲を高める効果はありません。
同様にラブグラにも、媚薬のような作用はないことに注意する必要があります。
フリバンセリンは男性用のED治療薬とはまったく異なり、脳神経に働きかける薬です。
もともと抗うつ薬として開発されていた経緯があり、脳内ホルモンのドーパミンの分泌を増やし、セロトニンの分泌を抑える作用があります。
簡単に言えばドーパミンは快楽を求めるホルモン、セロトニンは抑制的に働くホルモンです。
このバランスを変えることで、女性が性に対して積極的になる効果を狙っています。
このように女性用バイアグラは、それぞれ異なる作用機序を持っていますが、では男性が服用した場合にはどのような効果を発揮するのでしょうか。

女性用のバイアグラを男が飲むとどうなる?

まずラブグラを男が飲んだ場合は、有効成分がまったく同じですから、普通のED治療薬と同じように、勃起を長続きさせる効果があると考えられます。
しかも有効成分が100mg含まれているので、日本人の男性には少し多すぎるぐらいです。
ほとんどの日本人は、25~50mgで十分な効果があると言われており、ピルカッターで半分に割って服用してもよいでしょう。
わざわざ女性用バイアグラを利用する理由はありませんが、通販などで安く購入できる点はメリットかもしれません。
次に男がフリバンセリンを飲んだ場合ですが、もともと女性の性交障害改善薬として、アメリカ食品医薬品局に承認を受けた薬なので、どうなるかは十分な研究が行われていません。
日本では承認を受けておらず、女性の服用も基本的に自己責任となります。
脳内ホルモンを刺激することから、男性でも積極的になり性欲が高まる可能性はありますが、抗うつ剤特有の副作用が現れる恐れも考慮しければなりません。
具体的には吐き気やめまい、眠気や倦怠感などが考えられます。
ラブグラの副作用としては顔の火照りや鼻づまり、めまいなどを挙げることができます。
これは血管が拡張することが原因で、男性にも共通して見られる副作用です。
体格の小さい女性は、有効成分が多すぎると副作用も強くなるので、服用量を加減する必要があります。
フリバンセリンは即効性のある薬ではなく、数週間ほど続けて飲むことで徐々に性欲を高めていきます。
眠気が出る恐れがあるため、毎日寝る前に飲むとよいでしょう。
ラブグラは性交渉の1時間ほど前、できるだけ空腹時に服用するのが基本です。
それぞれの薬の特徴を把握して、使い分けることが大切です。

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